2006-01-01から1年間の記事一覧

父親たちの星条旗

「父親たちの星条旗」を見る。新しいタイプの戦争映画なのではないだろうか。非常に良く考えられた映画だと思う。六人のアメリカ兵が硫黄島の山頂で星条旗を掲げる有名な写真が主題となっている。悲劇悲哀を殊更強調するでもなく、反戦を声高に訴えるでもな…

『反響する時間 × 反響する空間』

id:Arata:20061210#p2で紹介した、芦田陽介氏と仙石彬人氏による展覧会『反響する時間 × 反響する空間』を見にいく。並列に並べられた複数の光源から発せられた光が生み出す影を写した写真が、まるで映画のフィルムのように繋がっている。縦に伸びた写真のシ…

ふしぎな少年

ふしぎな少年 (小学館文庫)作者: 手塚治虫出版社/メーカー: 小学館発売日: 1998/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る 手塚治虫、1961年の作品。卒業論文で学部生が取り上げているので読んでみると、これが面白い。いわゆるメタ漫画で、冒頭部…

ど。

demonstrationアーティスト: indigo jam unit出版社/メーカー: ベイシスレコーズ発売日: 2006/02/08メディア: CD購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (18件) を見る 今年の高槻JazzStreetで良かったバンド。たまたま見つけたので購入。 URUSA IN JA…

死ぬまでに見たい50のアート

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はてブで知りました。 ○死ぬまでに見ておくべき50の芸術作品 | POP*POP もとネタはこちら。 ○ Your final 50 | Art and design | guardian.co.uk イギリスの新聞による企画ということで、イギリスが所有するものが多いのはご愛嬌。選択の機銃がいまいち良く…

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芦田君と大西君の展覧会。 『反響する時間 × 反響する空間』芦田陽介 × 仙石彬人 2006年12月12日(火)-17日(日) 12:00-20:00 最終日18:00迄 ギャラリーマロニエ 京都市中京区河原町通四条上ル塩屋町332 TEL:075-221-0117 地図:http://www.kyoto-art.n…

Vフォー・ヴェンデッタ

Vフォー・ヴェンデッタ [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2006/09/08メディア: DVD クリック: 21回この商品を含むブログ (105件) を見る Vフォー・ヴェンデッタを見る。もともとはコミック作品だが、マトリックスで一儲けしたウォシャウ…

リフレクション

リフレクション(DVD付)アーティスト: 畠山美由紀,原田郁子,中納良恵,青木里枝,秋田慎治,斉藤哲也出版社/メーカー: rhythm zone発売日: 2006/04/05メディア: CD クリック: 27回この商品を含むブログ (51件) を見る itmsでやっと購入。ずっと買おうと思って忘…

サイトスペシフィック

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id:BunMay:20061203#p1で報告されている(id:Sais:20061202#p1でもいずれアップされるでしょう)photographers' galleryで番外編講座、ビエンナーレ報告を読んで思ったこと。僕も先日、釜山ビエンナーレと光州ビエンナーレを見てきたわけだけれど、印象とし…

文化博物館

展示は、京都が山に囲まれ、その中心を川が流れ、南には池がある、という風水に応じて選ばれた土地であることを示すホログラフィで始まる。そして、平安文化、武士の時代、町人文化といった変遷を経て都市としての京都を示す前半部で第1部が終わる。そして通…

多文化主義的日常

授業の一環で京都文化博物館の常設展示を見学し、京都表象を展示論的に眺めた後、京都の近代建築の保存パターンのヴァリエーションを確認し、そのまま京大へ行き、洛中洛外図のレクチャーを英語で聞き、クリスマスソングが流れる店で中華料理に舌鼓。

高嶺氏と。

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そして昨日、京大での高嶺格を招く会にお邪魔する。作品としては≪God Bless America≫≪在日の恋人≫≪木村さん≫の三点。以前、同志社で高嶺氏の公開講座をやって、その際にざっと後期(ダムタイプ以降)の作品は拝見させていただいていたので、今回で見るのは二…

日豪写真シンポ

その前日25日には、シンポジウム、「日豪交流年2006記念シンポジウム デジタル時代の写真/映像の課題」を聞きに大阪電気通信大学へ。オーストラリアの現代写真と言われてもピンと来なかったのだけれども、非常にたくさんの作品を見せていただけたのは良かっ…

都路華香展

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26日のことだけれども、以前行きそびれた都路華香展を京都国立近代美術館で見てきた。木々が色づく時期、京都は人で溢れるにもかかわらず、館内はあまり人が多く入っていなかったのが少し寂しい。都路華香は幸野楳嶺門下で学び、いわゆる楳嶺門下四天王(勇…

金魚を視る。

金魚について少し考えてみた。金魚をガラスの金魚鉢にいれ、横から鑑賞すると言うのは、近代日本独特の観賞方法だと聞いたことがある(真偽は定かでない)。金魚発祥の地、中国では池や鉢に入れた金魚を上から観賞するのが通常とのこと。出目金なんかは、支…

芸術の秋

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昨日、休日を利用して色々見てきました。結局時間的な制約があって目的の一つの京都近代美術館で開催中の都路華香展はやむなくパス。またの機会に。 池田孔介「goldfish picture」展(於:Voice Gallery*1) かたどりによって大量に複製された金魚が透明な薄…

絵画バブル

ニューヨークの秋の競売が過熱し、落札総額が1シーズンとして初めて10億ドルを突破、一気に約13億ドル(約1530億円)に達した。ジャパンマネー流入も一因になった1980年代後半の「絵画バブル」をはるかにしのぐ空前の活況となっている。競売商…

The Incredible Moses Leroy

Become the Soft Lightesアーティスト: Incredible Moses Leroy出版社/メーカー: Reincarnate Music発売日: 2003/10/21メディア: CD クリック: 2回この商品を含むブログ (23件) を見る itmsで衝動買い。ザ・インクレティブル・モーゼス・リロイと読みます。…

現在における過去

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先日韓国に言った際に感じたことの一つとして、「記憶」というのが一つの大きな水脈として様々な作品をつらぬいているということだった。もちろん光州ビエンナーレでは、“Past in Present”という小テーマが立てられていたということもあるけれど、釜山ビエン…

エコール・ド・パリ

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404 Not Found 美術史学会へ行くつもりが起床した時点で間に合いっこない時間。ということで、兵庫県立美術館で開催中の「エコール・ド・パリ展」を見に行く。今日と明日は関西文化の日らしく、常設展が無料で見れるそうな。だからなのかはわからないけれど…

タチコマ!

タチコマフィギア。一箱300円なり。青とオレンジが欲しいところ。 ○「タチコマがなんだかわからない人にもおススメ」 - アキバBlog

韓国旅行

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昨日、一週間の韓国旅行から帰国しました。明後日の発表準備があるので、詳細な報告はいずれ改めて行いたいと思います。行ってきたのは主だったところとしては釜山ビエンナーレ、光州ビエンナーレ、ソウルメディアアートビエンナーレ。あとはソウルで戦争博…

散在

サイレント・ウェイアーティスト: Color Filter出版社/メーカー: Pヴァインレコード発売日: 2004/05/07メディア: CDこの商品を含むブログ (2件) を見る itmsで購入。来年夏に次のアルバムが発売されるそうで楽しみです。

活人画

秋ということで、植物園でピクニック。お天道様の下、お昼ということで、≪草上の昼食≫を実践。皆さんの掲載許可をいただいたので、載せてみます。 やや視点が高すぎるけれども、何とか見えなくは無い。もう少しフラットな感じを出してみようとフォトショップ…

美学芸術学会

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学会開催のご案内 第九回美学芸術学会 日時:2006年10月28日(土) 会場:同志社大学 今出川校地 至誠館2階(S21) プログラム 【クラーク記念館見学ツアー】(10:30〜11:30) 集合時間:10:30 集合場所:クラーク記念館前 京都府教育庁指導部文化財保護課 同…

ファットフォト

id:karura1さん経由でしりました。PHat PHOTO、11-12月号の付録はフォトグラムキットだそうです。これはちょっと興味ある。 PHaT PHOTO 写真教室/「テラウチマサトのTIPPED 写真論」 そういえば、今月でたアサヒカメラの巻頭グラビアは東松照明の沖縄最新作…

プライス・コレクション

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ゼミの見学会で京都国立近代美術館で開催中の、プライスコレクション展を見に行った。展示換え以降の閲覧だったので全ての出展作品を見ることが出来なかったのが残念だったのだけれど、悔しいくらいに見ごたえのある作品が数多く展示されていた。二時間あれ…

美術館ランキング

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横浜美術館など最高ランク6館、日経が「実力調査」 日本経済新聞社が全国の主要公立美術館を格付けする「美術館の実力調査」を実施したところ、最高ランクの「AAA」に、横浜美術館など6館が入った。調査の対象は主な都道府県立、市区立の134館。今年6月か…

総合演習

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月に一度の総合演習。質疑含めて45分の発表を五本。芦雪中期、南紀時代の襖絵における空間のゆがみの話を聞き、鈴木松年の歴史画の独自性を聞き、シエナ美術の幻想性に耳を傾け、クラウスによるバタイユ「不定形」理解について聴き、最後に芦雪の晩年期にお…