Vフォー・ヴェンデッタ
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2006/09/08
- メディア: DVD
- クリック: 21回
- この商品を含むブログ (105件) を見る
Vフォー・ヴェンデッタを見る。もともとはコミック作品だが、マトリックスで一儲けしたウォシャウスキー兄弟(正確にはウォシャウスキー兄妹)が制作を担当している。ナチス・ドイツを髣髴とさせる国家権力と、彼らによるメディア戦略、情報操作、国民統制。それに対するカウンターヘゲモニー、ブリコラージュ、ヴンダー・カマーとキーワードを挙げればネタは豊富だが、それらはバラバラで繋がっていないような印象を受けてしまう。
ウォシャウスキーらしいというか、なんというか大枠のプロットはマトリックスと同じ。全体主義的な権力に対して、そのシステムに気がついていたアナーキストによる反乱 supported by 美女。それにしてもケイト・モスといい丸坊主になったナタリー・ポートマンといい、どうもボーイッシュな女性がお好みのようです。また、マトリックスのラスト、エージェント・スミスことヒューゴ=ウィービングが大量発生するシーンがあるが、この映画でもヒューゴ=ウィービングが演じる仮面の革命家が大量に複製される。