26日のことだけれども、以前行きそびれた都路華香展を京都国立近代美術館で見てきた。木々が色づく時期、京都は人で溢れるにもかかわらず、館内はあまり人が多く入っていなかったのが少し寂しい。都路華香は幸野楳嶺門下で学び、いわゆる楳嶺門下四天王(勇ましいなぁ…)の一人。繊細な筆遣いをしていると思ったら、大胆な構図を用いたり、思い切った簡略化を施したりと、多様な画風を見れて、飽きない。中でも雨や波をしつこいまでに線で表現しようと言う執着心は、見るものをクラクラさせる。常設展示の写真部屋では、ヤナギミワと澤田知子。でっかい澤田さんとちっちゃい澤田さんとエレベーターガール。