2007-01-01から1年間の記事一覧

イメージ(論)の臨界

id:passing君とid:shirime君、id:kazumichi_hさんが発表されます。 「イメージ(論)の臨界――イメージの氾濫を前にいかに思考するか」 日時 2007年8月31日(金)13時から 場所 京都大学大学院人間・環境学研究科棟233号室 http://www.kyoto-u.ac.jp/access/k…

プレ発表

学会に向けてのプレ発表終了。とりあえず素材を並べただけで、語るべき文脈が複数あったのが問題点。あとは、どの文脈で語るのかと、そこで必要となる素材の選定と精度の向上が課題。

藤本由紀夫展 +/−

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世界陸上の影響で、警察の方々でごった返す大阪へ国立国際美術館へ「藤本由紀夫展 +/−」を見に行く。そう言えば今朝のマラソンでその辺りがコースになっていたのだった。 さて、由紀夫展。「在」ることの過剰が、その過剰ゆえに「無」いに転化したり、「無」…

展覧会告知

いくつか展覧会のフライヤーをいただいたので、告知を。 西家智津子展 CHIZUKO NISHIKE Exhibition animals 2007.8.28 〜 9.9 Kaede Gallery(楓ギャラリー) 昨年韓国に旅行に行った際にソウルで立ち寄ったギャラリーでグループ展を見せていただいて、それを…

大文字

今日は、五山の送り火。送り火パーティーにお邪魔させていただいた。先週末の造形大スクーリングで講義をする機会をいただいて、その怒涛のような三日間(僕が講義をしたのは一コマだけだけれど)を過ごしたのだけれど、昨日は僕の地元に用事があった友人と…

イメージの流通

先日アメリカのミネソタ州で、橋が崩落するという事故があって、いろいろなメディアが報じている。 CNN.co.jp こういう海外の事故だと、地元メディアとかの映像が援用されたりして、同じ映像を繰り替えし見ることになるのだけれど、実際には多くの現地の方々…

東京備考録

東京一日目。行きの列車でたまたま映画監督の友人と会い、名古屋までご一緒する。これから山にこもって撮影だそうだ。怪我の無いように。 ●ZEIT-FOTO SALON 藤部明子作品展「ヒカリバ 」 写真に写されているのは、水や鏡やガラスといったもの。それを「ヒカ…

痕跡と文化と

悩む。昨今の写真論は、かつての写真原理主義、いわばとしての写真に対する批判として、社会的流通というコンテクストによって決定される「意味」とそこに潜む権力を指摘する、といったものが主流。つまり文化的実践として、写真を読むというもの。ただし、…

サーキュレーション

Practices of Looking: An Introduction to Visual Culture作者: Marita Sturken,Lisa Cartwright出版社/メーカー: Oxford Univ Pr (Sd)発売日: 2001/03/15メディア: ペーパーバック クリック: 8回この商品を含むブログ (45件) を見る 現在におけるイメージ…

介入と違和感

昨日は、気の置けない友人と久しぶりの会食。アーバスの写真の話。介入と違和感の話。先の計画にいろいろと関わらせてもらえそうで、楽しみだ。時間があるときにでもちょっとアーバスについて調べてみよう。 Diane Arbus: An Aperture Monograph作者: Diane …

視聴文研Vol.9

感想。言いたいことは質疑と、その後の懇親会で話したので手短に。 サウンド・スケープに関して。先行研究を多数紹介され、それに対する発表者の態度も示されていたが、それらの批判や参照点が、実際の発表者の課題である電車の発車音の考察に十分に反映され…

視聴覚文化研究会

詳細が決定しましたのでお知らせいたします。以下の日時・会場にて研究会を開催いたしますので、宜しくご参加下さい。またブログ等お持ちの方は、宣伝していただけると幸いです。 第九回視聴覚文化研究会 日時:2007年7月21日(土)14:00〜16:15 会場:同志…

小確幸

Burning with Desire: The Conception of Photography作者: Geoffrey Batchen出版社/メーカー: The MIT Press発売日: 1999/02/26メディア: ペーパーバック クリック: 5回この商品を含むブログ (10件) を見る 先日、滋賀近美の帰りに寺町三条を下ったところに…

ダイアローグ

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滋賀県立近代美術館で開催中の展覧会『ダイアローグ コレクション活用術 vol.2 伊庭靖子、児玉靖枝、佐川晃司、渡辺信明』を見てきた。 個々の作家が「対話」の相手として選択する基準は様々なのだが、それらの作品が平地され展示空間に構成されることによっ…

宇宙人

久しぶりの友人と梅田で沖縄料理を食す。小規模ながらおいしい店だった。話の流れからUFOと宇宙人についての話になった。彼女が紹介してくれた「まっちゃん説」によると、「UFOは、それに乗って未来人が観光に来ている。彼らはスペクタクルを求めている。ゆ…

もぎとられたイメージ

イメージ、それでもなお アウシュヴィッツからもぎ取られた四枚の写真作者: ジョルジュ・ディディ=ユベルマン,Georges Didi-Huberman,橋本一径出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2006/08/08メディア: 単行本 クリック: 95回この商品を含むブログ (30件) を見る…

モダン

ブログのデザインを変えてみた。といっても色を変えただけで、構成は変化なし。以前の明るい感じからずいぶんと落ち着いた感じになった。ブログのデザインは、まるで衣替えみたいなもので、内容には影響しないまでも変えることで気分が一新する。振り返って…

オムレツは半熟で。

一昨日は告知していた第八回視聴覚文化研究会。『オクトーバー』の「視覚文化についてのアンケート」(1996)を端緒として、小さなシンポジウムという感じで進行していった。前半部では、アンケートに対する応答で指摘されている視覚文化研究に関する長所と短…

プラスティック

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先日、青田真也氏の作品を続けざまに見たこと、きっちり感想を伝えられなかったこともあってここに感想を。これまでの氏の作品の経歴を確認したわけでもなく、ただ今回、二会場での展示を拝見させてもらっただけなので、的外れかもしれないのはご了承を。 氏…

オムレツ

視聴覚文化研究会・オムレツ大会 日時:2007年6月23日(土)午後1時〜5時(あるいはエンドレス) 場所:西宮市民会館アミティホール四階小会議室A・アクセスマップ(阪神西宮駅・市役所前口を出れば、目の前にあります) ※会場は12:50開場です。 詳細が決…

トニー滝谷

トニー滝谷 プレミアム・エディション [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2005/09/22メディア: DVD購入: 1人 クリック: 83回この商品を含むブログ (296件) を見る 切り詰められた物語。最後の手袋のくだりが微かな希望的余韻を残…

日常と介入と

The Art of Interruption: Realism, Photography and the Everyday (Photography, Critical Views)作者: John Roberts出版社/メーカー: Manchester Univ Pr発売日: 1998/07/15メディア: ペーパーバック クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る ロシ…

視聴文研シンポ「オムレツが冷める前に(仮)」2

昨日のコメント欄参照。とりあえず、前半後半にわけてやることになりそうです。場所等は今週末にでも告知できると思います。美学、美術史、芸術学、音楽学、映画学、写真論、思想、云々に関心がある方は楽しんでもらえると思います。

視聴文研シンポ「オムレツが冷める前に(仮)」

視聴覚文化研究会(id:avcs)について、6月3日から4日かけて議論――現在は「研究者の卵・殻・オムレツ」にまとめられています――が行われたわけです。で、せっかくなので、6月23日に、あの議論のパート2をどこか教室をかりてちょっとしたシンポジウムみたいな…

ALL!!!!!

ALL!!!!!! (DVD付)アーティスト: 100s出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング発売日: 2007/05/16メディア: CD購入: 2人 クリック: 19回この商品を含むブログ (211件) を見る あいかわらずのスルメっぷり。最初はそうでもないけれど、何度も聞いてい…

Sequence

友人の大西君がついに個展を開催します。残念ながら自分の発表と重なりオープニングには行けませんが、これは見に行かないと。 大西正一写真展「Sequence」 6月9日[土]ー6月30日[土] 休廊日:日曜、月曜 開廊時間:火ー金/12:00ー19:00 土/12:00ー17:00 …

三色の光

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学校へ行く前に芸術センターで開催中の展覧会、「rgb project展 Color equal Air 光の記憶」を見てきた。三人で一つの展覧会をする、というグループ展とも違う不思議な形式である。いつもの南・北ギャラリーではなく、二階の和室で行われているのだけれど、…

AV研論

発表前日ゆえにあまり、積極的に介入できなかったのが残念。感想とか総括とかはまだ書きません。まだ終わってないので。まだ始まってもいないかも。研究会は、発表者の都合しだいですが、七月に一回、八月末に一回、番外編を近々やっていこうかと思います。…