BIWAKOビエンナーレ

先月末に見てきたBIWAKOビエンナーレ*1ついて、書くのを忘れていた。近江八幡で開催された今回のビエンナーレは、近江八幡ゆかりの作家を中心に、古い町屋や資料館として利用された古い建物を中心に展示されていた。Genius Loci(ゲニウス ロキ)がテーマとなっている所以でしょう。朝鮮通信使の資料館の横に、韓国人の作家の作品を並べたり、縮緬産業や、竹細工が盛んな近江の地を物語るような作品が多く並んでいた。その意味では、近江ならではの「サイト・スペシフィック」であるし、鑑賞者の大部分が観光客であることを考えれば、ビエンナーレを通じて近江八幡を知る、という点で評価はできるかもしれない。ただ、同行した作家さんが口にしていたように、近江八幡ゆかりの作家を集めるあまりに、全体的な作品が玉石混交だったのはその通りだと思う。
けれども、ビエンナーレを見に来た僕らに、市民の方々が色々お勧めを教えてくれたり、夕暮れ時の井戸端会議で、小母様方が、あそこの作品はもう見たか?とか、どこの作品が良かった、とか話しているのを見たりすると、最初から「現代アート」「ビエンナーレ」として見ている僕らと異なって、市民の方にとって、作品の質とかはどうでも良くて、おもろいかおもろくないか、という単純なものなのだろう。むしろ、恐らく普段は接していないであろう「現代アート」を、肩張らずにすっと話題にし、見に行く方々のそれこそ「好奇心」は素敵だと思う。

*1:[http://www.energyfield.org/2007/index.html:title]