「ART OF STAR WARS part2」

前回の「part1」は観ていないけれども、今回はid:Arata:20040102にも書いたように、アミダラがメインな様相を持っているゆえに、今日、向かいの三十三軒堂での通し矢を見物してから足を運んだ。しかし思っていた通り展覧会はおもしろくなかった。もちろんスターウォーズはめちゃくちゃというほどではないけど好きだし、少なからず思いいれもあるけど、展示としてまったく興味をそそられなかった。京博の構造上、展示ケースは撤去不可能なわけで、展示方法に自ずと制限が生じてしまうのはやむを得ない。しかし、せっかく見に来たスターウォーズファンはもっと魅力有る展示方法を期待しても仕方が無いのではないだろうか。「美術(美術班の仕事)」をアーカイブとして展示する、ないしは一つの物体としての魅力に注目させるのか、それらを映画、映像に集積されるべき要素として、つまり一本の映画を支える諸要素として「美術」を捉えるのか、それがはっきりしていないゆえに緩慢な印象を見るものに与えてしまう。それゆえ、京都近代美術館であったり国立国際美術館であったり、ホワイトキューブでの展示の方がもっと「遊び」を加えることができ魅力有る展示に出来たのではないのかと、一来館者として不安の残る展覧会だった。ちなみに「伊藤若冲展」の展覧会図録は売り切れていました。ん〜ショック!