写真の散種

次回研究会のお知らせです。
IZU PHOTO MUSEUMで、2010年4月3日(土)から開催される展覧会、「時の宙づり ― 生と死のあわいで」のゲストキュレーターでもある写真史家のジェフリー・バッチェン氏を迎えてレクチャーを行います。
また、研究発表も行います(僕も発表します)。

第十九回視聴覚文化研究会

特集:写真の散種〔Dissemination of Photography〕

今回で第十九回を向かえる視聴覚文化研究会では、写真史家ジェフリー・バッチェン氏を迎え、「Repetition and Difference: Dissemination of Photography」というタイトルでレクチャーを行います。加えて、レクチャーのサブタイトル「Dissemination of Photography」をキーワードとして、三つの研究発表も同時に行います。

研究会プログラム
  • レクチャー 14:30〜16:00
    • 反復と差異:写真の散種〔Repetition and Difference: Dissemination of Photography〕
    • ジェフリー・バッチェン
  • 研究発表 16:15〜17:30
    • 林田新(同志社大学大学院)
    • 調文明(東京大学大学院)
    • 良知暁(美術家)
      • 研究発表の詳細は追って告知します。

《ジェフリー・バッチェン(Geoffrey Batchen)氏経歴》
写真史家。ニューヨーク市立大学教授。氏が企画した「Forget Me Not: Photography and Remembrance」展は2004 年のファン・ゴッホ美術館(アムステルダム)を皮切りに世界各地を巡回。著書・編著・論文に『Burning with Desire: The Conception of Photography』(The MIT Press, 1997)、『Each Wild Idea: Writing, Photography, History』(The MIT Press, 2001)、『William Henry Fox Talbot』(Phaidon, 2008)、「スナップ写真:美術史と民族誌的転回」(『photographers' gallery press』no.7, 2008)、『Photography Degree Zero: Reflections on Roland Barthes’s Camera Lucida』(The MIT Press, 2009)など他。代表作である『Burning with Desire』の邦訳が青弓社より2010 年春に刊行予定(『写真のアルケオロジー』前川修・佐藤守弘・岩城覚久訳)。