卓球

あと巻末に先日ART ZONEにて開催されていた卓球プロジェクトが取り上げられていた。京都工芸繊維大学に通う元バイトの同僚――院合格おめでとう――の卒業制作展のついでに先日イベントに参加させていただきました。COUMAというユニットの企画。細長い会場には、中央に一台の卓球台が置かれており、参加者がそこで卓球をすることが出来る。卓球独特のあのリズミカルなカンコンカンコンという音が、台の下に設置された機材によって拾われ、そこにエフェクトをかけ会場内を満たす。壁面には六人の参加者が思い思いに作った卓球をテーマにした作品が展示してあったのですが、ユニットの発起人である木村友紀さんの写真が心地よかった。
僕は中学高校と卓球部だったので、あのピン球の音というものは聞き慣れたものなのだけれど、一つのサウンドスケープとして改めて聞いていると不思議な感覚になった。プレイヤーの身体の動きと球の動き、そしてスピーカーから流れる音、その全てがミックスされた空間。イベントそのものは正直ピリッとしてはいなかったけれども企画としては面白かった。
というかART ZONEってキーワード登録されているのですな。