博物館学芸員
本日、博物館学芸員資格を取得いたしました。必要単位は取得していたものの学士の修了という条件を満たしていなかったので。先日卒業証書を頂き、修了したので、資格も取得。学芸員資格証明書が送られてきました。といっても正直学芸員資格というのは無意味だと言い切ってやります。あんな授業で学芸員の果たすべき仕事だとか役割だとか問題意識だとかが身につくはずがありません。たった2時間で絵画史をスライドで見せてそれで絵画についての知識は書類上身に付けたことになるとかそのようなもの。また博物館学芸員の名の通り、美術館も博物館も一緒の範疇として生徒に授業をする。刀剣も甲冑も巻物も水墨画も油絵も全てが対象になる。それゆえ例えば僕みたいに近現代・美術に興味のある人間にとっては物足りないものになっている。また、件の芦屋美術博物館の問題に見られるような現代社会に対応した美術館・博物館に対する意識というものが明らかに欠けており、かなり形骸化したものになっているといってしまっても良いと思う。これで「僕には学芸員になる資格がある」などとは決して言えない。こんなものは紙切れ一枚に過ぎないし、結局あの授業では何も身についてはいないということを肝に銘じておかないといけない。というか肝に銘じる必要も無いほど明らかなのだけど。