光る風

東松照明が撮影した沖縄の写真を見る。周知の通り例えば≪占領≫とか≪ナガサキ≫とは異なり沖縄はカラーで取られている。それをとりあえずは「暴露という原点からの解離」(c)「白と黒で―写真と…」と言っても良いだろう。
ただ見ていて面白いのはカラーをモノクロにしてみるとまるで須田一政。正方形というフォーマットや、被写体の選択など、印象論に過ぎないかもしれないけれどもどことなく似ている。そして、須田一政の影響を強く受けているであろう現代の写真家といえば川内倫子である。東松→須田→川内倫子という系譜は一度抑えてみる価値はあるかもしれない。最近の川内の写真集、

Cui Cui

Cui Cui


とかを見ているとそう思う。