耳が痛い

think-photo.blogの記事に耳が痛い。写真を学ぶと決めてもうすぐ一ヶ月。新参者ゆえにかなり根詰めてアグレッシブに動かなければならないのだけれども、果して出来ているのだろうか。知識が決定的に足りないのは如何せん仕方が無い。しかしそれをいつまでも言い訳にしていて良いはずない。とりあえずアンテナを拡大して積極的に意識的にむさぼらなければ。
とりあえず前述のblogで紹介されていた作家達をざっと見てみる。

  1. Elinor Carucci
  2. Keith Carter
  3. Wolfgang Tillmans

まだ時間が無くて(明日も早起きでアルバイト…)テキスト部は読んでいないのですが、どれも興味深いです。3のTillmansは一冊写真集をもっていて良く眺めています。(ISBN:3775710841)これまで彼の日常を写したような写真が多かったのだが、『コンコルド』(空を眺めてた)を経て街を俯瞰する眼差しを兼ね備えた今作は彼が新たな地平に写真を進めているようで興味深い。特に抽象的な写真も多く取り上げられており、「芸術」という一つの世界に足を踏み入れようとしているのだろうか。
Elinor Carucciは好きだ。親密な空気が漂いながらも何処となく憂いだ印象を受ける。なんと言えばよいのか。ただ無邪気に他者を求めるという無邪気さではなく、他人と言う絶対的な断絶があるからこそ他者を求めるのか。そういうことを考えさせる、張り詰めた親密さを感じた。