映画を見るという経験とは何か?

幾分、日にちが空いてしまったけれども、トーク・イベントに足を運んでくださった方々、ありがとうございました。『映画というテクノロジー経験 (視覚文化叢書)』は、数年間にわたる長谷先生の映画についての論文を断章形式でまとめたもの。トークの中から、本書で紡がれている思索が、映画を見る(「読む」のではなく)という身体的な経験と、各時代の映画研究・批評の趨勢とが重層的に、時に葛藤しながら相即的な関係を保っている様が明らかになったと思います。その意味で本書は、長谷先生自身の映画を見るという経験のドキュメントでもあるようにも思いました。
【追記】メディア・ショップのブログに当日の様子が報告されていました→リンク