近美

そして、今日。夕方に京都国立近代美術館で催される「京都国立近代美術館ホワイエコンサートシリーズ サマーナイトコンサート」を聴きに行く為に京都へ。バイトのシフトを確認した後、ブックファーストで遅ればせながら、

写真を“読む”視点 (写真叢書)

写真を“読む”視点 (写真叢書)


を購入。昼食を食べつつ読む。まだ全部読んでいないけれどおもしろい。
時間を見計らいつつルーブル展を横目に『近代日本画の名匠《小林古径展》』を見る。繊細で理知的な線が特徴的で、歴史画などに見られる、建造物などを描く際の迷いの無い直線と、人物を描く際の非常に柔らかな曲線のコントラストが画面を引き締めている。けれども、なぜだろうか迫力に欠ける。≪浴女≫なんかも描いているのだけれど、小倉遊亀のそれと比べれば見劣りする。
常設展の写真コーナーは普段ウェッグマンやアダムスばかりなのだけれど、時期が時期だからだろう、ユージン・スミスの1945年に沖縄やサイパンを撮影した写真が並んでいた。
サマーコンサートへ。このコンサートは京都市立芸術大学の音楽学部が主催しているコンサートで、友人が編曲で参加している。場所は京近美の一階にて。コンサートは凄く良かった。ただ気持ちよすぎたのと、歩きつかれたので少しうとうとしてしまったのは秘密。締めの曲はやっぱりというか≪展覧会の絵≫。
コンサートのプレイベントとして館の前でちょっとした演奏会をやっていたのだけれど、そこで館長さんとばったり遭遇。近況を報告したり色々話を聞いていただく。近美には東松照明の写真がいくつかあるということで、写真担当の学芸員さんを紹介していただけることに。ありがたい。