日常的非日常

ある一つの非日常的な出来事というものが定期的に繰り返されて、それが日常的な出来事となってしまったとして、その変化において失われるモノ、あるいは新たに付け加えられるものは何なのだろうか。ある時はその日常性に安堵感を覚えるし、またある時にはその非日常的な緊張感に懐かしさや本質的な何かを感じるときもあるかもしれない。しかし、日常性による安堵感が不意に、なかば暴力的に破られてしまったとき、かつての本質的な何か、緊張感が襲い掛かってくる。それはかつてのそれとは全く性格を異にし、突き刺さってくる。
休息をとるための一日、部屋の掃除をしていたら、一年前大晦日のコンサートに行ったときに持っていったけど使わなかったカイロが出てきてふとそんなことを考えました。完全なモノローグでした。