東京二日目

二日目は写真美術館に。現在開催されているのはウィリアム・クライン展。ざっと見てきました。

1928年、ニューヨークに生まれたウィリアム・クラインはアメリカ陸軍に入隊した後、ソルボンヌ大学で文学を修め、 絵画を学びながら写真の世界へと飛び込みました。当時、独学で写真を始めたクラインは実験的な抽象写真で注目されていたドイツのバウハウスに大きな影響を受けたといいます。 ‘55年にグラフィックデザイナーとなった彼は、やがてファッション写真家へと転身。翌年、発表した写真集「ニューヨーク」(NEW YORK)ではパリの権威あるナダール賞を受賞。 今作品が彼の代表作となったのは言うまでもありません。以後、独特の〈ブレ・ボケ・アレ〉を多用したスタイルで「ローマ」(ROMA)、「モスクワ」(MOSCOW)を発表し、 ‘64年には「東京」を出版しました。また、一方では映画制作にも意欲を燃やし、幅広い視点で描いた作品を世に送り出していることでも有名です。76歳になる現在も精力的に活動を続け、 ‘02年には都市シリーズの新作「PARIS+KLEIN」を写真展と写真集で同時発表し、高い評価を得ているウィリアム・クライン。本展は、パリのヨーロッパ写真美術館で開催された同展の日本唯一の巡回展となり、 大型カラー作品75点の展示とあわせて、代表作および未発表の映画作品8点を一挙上映いたします。

ウィリアム・クラインの写真をこれだけまとめてみるのは初めてでしたが、色の氾濫にクラクラ。展覧会を見た後、id:totomiさんとお茶。初めましてでしたが楽しい時間をすごせました。また話したいです。関西にいらしたときには是非ご案内いたします。その後売店で過去の展覧会図録等を買いあさる。安い安い。一冊百円とかある。「ドキュメンタリーの時代」「モダニズム写真」等を購入。滋賀県立近代美術館にて開催中の展覧会「コピーの時代」で初めて知ったIDEAL COPYというグループの図録も購入(160円!)なかなか面白いことをやってるんですね。