研究対象ー自問自答ー

研究対象を早く決めろという声が様々なところから聴こえてくる今日この頃です。決められない理由は様々あるのですが、色々と思うところを書いてみようかと思う次第です。
そもそも僕がどのような写真が好きなのかというと、例えば畠山直哉氏とか杉本博司氏とか、ピントをガンガンにあわせて撮影するようないわゆる職人的な写真が見ていて好きだったりします。その意味ではベッヒャー夫妻の系譜とかも好きです。
と同時に(最近気が付いたのですが)ラルティーグとか、影山光洋とかの人間人生の記録としての写真もまた好きだったりするのです。とくに影山光洋の写真はなかなか凄くて、そこで写真を撮るか!というようなタイミングでシャッターを押したり、まさに記録魔といった凄みがあり興味深いです。

”記録写真の鬼”と称された影山光洋は、50年近くにわたって自分自身とその家族の姿を撮影し続けました。一方で朝日新聞社のカメラマンとして戦前・戦後の社会や世相の変化もカメラにおさめました。その後フリーの写真家となってからも、昭和史の証人としての撮影を続けました。

ラルティーグは数点しか見たことが無いのですが、きちんと見てみたい人の一人です。
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天才的アマチュア写真家として知られるラルティーグは1894年6月13日、フランスのパリ郊外の裕福な家庭に生まれます。 8歳の時に父親からカメラを与えられ、彼は当時は貴重だったカメラに魅了されます。 日常生活を撮影した写真日記をつけ始め、アルバムを制作し、それを生涯続けました。