イノセンス

今日三回目見てきました。何か一週間で三回観てます。三回観ても決して飽きないのは、ストーリーにこの映画の魅力があるのではなく、視覚的聴覚的な快楽に身をゆだねつつ思考にいそしめるシチュエーションにあるのではと思います。断っておくと僕は押井守の作品は「GHOST IN THE SHELL」しか見てないので作家論的な物言いは出来ないのです。しかしイノセンスが僕にとって興味深い存在であるのは、前も書いたけど、「人間表象」というキーワードでまとめられると考えます。即ち肖像画からポートレイト写真、さらには証明写真やプリクラまで、様々な人間表象というものを考えるのに極めて重要な示唆を与えてくれるからです。言い換えると、何故人間は人間を表象するのかという目線で見ていくと色々な引出しが散りばめられていて、興味が尽きないです。