映画ネタ

http://www.asahi.com/culture/update/0129/007.html
2003年は映画業界が潤ったらしいです。確かに目立ったヒット作品は東宝の『踊る大捜査線2』を初めとして色々あったし、個人的にも2003年は映画当たり年だったと思います。中でも『フリーダ』は人生映画ランキング一位に踊り出た特筆すべき作品です。未見の方は是非見て下さい。で、東宝直営映画館でアルバイトをしているゆえに、得られる情報もなかなか興味深いものが多い。注目すべきは本年度2004年の動向。東宝2004年度のラインナップはかつて無いほど邦画が充実している。また、昨年度公開されるはずだった大友克洋監督の『STEAM BOY』から、押井守監督の『イノセンス』、そして『千と千尋の神隠し』で記録的な集客をみせたスタジオジブリ宮崎駿監督作品最新作、『ハウルの動く城』も、公開延期になったけれども11月に公開される。(余談になるけれども、千と千尋が上映中のころのアルバイトは本当に充実していた。)その他にも『アップルシード』や例年どおりの『名探偵コナン』『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』等安定した集客数を誇る作品も控えており、アニメは今年の東宝ラインナップの中で注目すべき充実を見せている。実写部門でも岩井俊二監督作品最新作『花とアリス』、行定勲監督の『世界の中心で、愛をさけぶ』をはじめとして、例年と比べて極めて多く邦画を配給している。今更ながらというのは余計な一言かもしれないけれども、日本の有数の映画会社もやっと自国の映画に力を入れるようになってきたと考えられる。