2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

東京備考録

東京一日目。行きの列車でたまたま映画監督の友人と会い、名古屋までご一緒する。これから山にこもって撮影だそうだ。怪我の無いように。 ●ZEIT-FOTO SALON 藤部明子作品展「ヒカリバ 」 写真に写されているのは、水や鏡やガラスといったもの。それを「ヒカ…

痕跡と文化と

悩む。昨今の写真論は、かつての写真原理主義、いわばとしての写真に対する批判として、社会的流通というコンテクストによって決定される「意味」とそこに潜む権力を指摘する、といったものが主流。つまり文化的実践として、写真を読むというもの。ただし、…

サーキュレーション

Practices of Looking: An Introduction to Visual Culture作者: Marita Sturken,Lisa Cartwright出版社/メーカー: Oxford Univ Pr (Sd)発売日: 2001/03/15メディア: ペーパーバック クリック: 8回この商品を含むブログ (45件) を見る 現在におけるイメージ…

介入と違和感

昨日は、気の置けない友人と久しぶりの会食。アーバスの写真の話。介入と違和感の話。先の計画にいろいろと関わらせてもらえそうで、楽しみだ。時間があるときにでもちょっとアーバスについて調べてみよう。 Diane Arbus: An Aperture Monograph作者: Diane …

視聴文研Vol.9

感想。言いたいことは質疑と、その後の懇親会で話したので手短に。 サウンド・スケープに関して。先行研究を多数紹介され、それに対する発表者の態度も示されていたが、それらの批判や参照点が、実際の発表者の課題である電車の発車音の考察に十分に反映され…

視聴覚文化研究会

詳細が決定しましたのでお知らせいたします。以下の日時・会場にて研究会を開催いたしますので、宜しくご参加下さい。またブログ等お持ちの方は、宣伝していただけると幸いです。 第九回視聴覚文化研究会 日時:2007年7月21日(土)14:00〜16:15 会場:同志…

小確幸

Burning with Desire: The Conception of Photography作者: Geoffrey Batchen出版社/メーカー: The MIT Press発売日: 1999/02/26メディア: ペーパーバック クリック: 5回この商品を含むブログ (10件) を見る 先日、滋賀近美の帰りに寺町三条を下ったところに…

ダイアローグ

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滋賀県立近代美術館で開催中の展覧会『ダイアローグ コレクション活用術 vol.2 伊庭靖子、児玉靖枝、佐川晃司、渡辺信明』を見てきた。 個々の作家が「対話」の相手として選択する基準は様々なのだが、それらの作品が平地され展示空間に構成されることによっ…