コレクションの欲望

以下の講演会のお知らせを頂きました。当日は僕もスタッフとして参加していますので、是非足をお運びください。

第2回「文化遺産としての大衆的イメージ」公開講演会

コレクションの欲望:松浦武四郎フレデリック・スタール

幕末の蝦夷地を探検し、「北海道」という名称を考案したことで知られる松浦武四郎(1818-88)は、また稀代のコレクターでもあった。その武四郎の生涯に魅せられ、最初の伝記を執筆したのが、シカゴ大学人類学講座の初代教授であったフレデリック・スタール(Frederick Starr, 1858-1933)。スタールもまた、「お札博士」と称されるほどの納札コレクターであった。本講演会は、これら二人のコレクション活動を手がかりに、明治から大正時代にかけて、どのような〈モノ〉が、誰のために、どのようにして、なぜ収集/展示されたのかについて考えることを目標とする。

  • 日時 2月19日(金) 13:00〜
  • 会場 同志社大学今出川キャンパス 至誠館2番教室
  • 主催 科研「文化遺産としての大衆的イメージ――近代日本における視覚文化の美学美術史学的研究」〔研究代表者:金田千秋(筑波大学大学院教授)〕
  • 協賛 大正イマジュリィ学会
プログラム
講演者略歴
  • ヘンリー・スミス(Henry D. Smith II)
  • 岸文和
    • 同志社大学教授。博士(文学)。美学・美術史学専攻。著書に『江戸の遠近法――浮絵の視覚』(勁草書房、1994年)、『絵画行為論―浮世絵のプラグマティクス』(醍醐書房、2008年)など。