藤本由紀夫展 +/−

世界陸上の影響で、警察の方々でごった返す大阪へ国立国際美術館へ「藤本由紀夫展 +/−」を見に行く。そう言えば今朝のマラソンでその辺りがコースになっていたのだった。
さて、由紀夫展。「在」ることの過剰が、その過剰ゆえに「無」いに転化したり、「無」いということが「在」ったり、「無い」ことによって「在」ったり、「在」ったものが「無」くなったりする変化を楽しむ。少し前に大谷美術館で同時開催していたのだけれど、そちらは会期中がドタバタしていていけなかったのが非常に残念。
その後、同年代の作家数人と研究者と梅田で会食。サプライズ込み。喜んでもらえていればうれしいのだけれど。サプライズで店の方に撮影してもらった写真が、店を出る頃にはメッセージと共に印刷されフレームに入れられ出てきた。サプライズが写真によって記念され、そこに店の内装や料理が写りこみ、サプライズが店と共に記憶される。宣伝と記念を兼ねた写真の用法。