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日常と介入と

The Art of Interruption: Realism, Photography and the Everyday (Photography, Critical Views)

The Art of Interruption: Realism, Photography and the Everyday (Photography, Critical Views)


ロシア革命、ドイツにおける新即物主義ときて、今回はイギリス。ドキュメンタリーあるいはドキュメンタリー的なものが、時代や国によってまったく異なった機能を果たしている。ジョン・タッグやセクーラの議論を踏まえた上で改めて写真史を見直すわけだけれども、すでに写真の歴史ではなくなっている。各時代や国家に応じてコンテクストは当然ながら異なるわけだけれども、そこに一本筋を通している。それが「日常(everyday)」という概念。この語はアカデミズムの言説の中でもそれこそ日常的に使われているけれども、それが様々に変奏されていく様を本書は追っていく。ドキュメンタリーと日常とは非常に関わりが深い。議論が雑なのが難点だけれども、枠組みとしては役に立ちそう。さて次回はアメリカ。