京都御所障壁画−御常御殿と御学問所−

ゼミの見学会で京都国立博物館で2月18日まで開催している企画店、「京都御所障壁画−御常御殿と御学問所−」を見てきた。普段通っている大学のすぐ隣に広大な敷地を構える京都御所。その御常御殿と御学問所の障壁画が初公開。こちらにガツンと迫ってくるような作品は少なく、横長という障壁画のフォーマットを生かした、さすが御所というべき落ち着いた静的な画面構成の物が多かった。まるで会席料理のような落ち着いた味付けが上品に盛り付けされているような、そんな印象。
会席料理もいいけどたまにはピッツァ!という方には常設展示が濃ゆかったのでお勧め。曽我蕭白や雪村といった「エキセントリック」な神仙図が並ぶ。どれも強烈で、ダイナミック。会席料理とピッツァの食べ合わせの妙味。