高嶺氏と。

そして昨日、京大での高嶺格を招く会にお邪魔する。作品としては≪God Bless America≫≪在日の恋人≫≪木村さん≫の三点。以前、同志社で高嶺氏の公開講座をやって、その際にざっと後期(ダムタイプ以降)の作品は拝見させていただいていたので、今回で見るのは二回目。民族的、性的、身体的な緊張感を何かしらのアプローチを加えることによって乾いた笑いに代える契機が高嶺さんの作品を通して散見されるな、という感想。その後の飲み会で、高嶺氏を交えた≪木村さん≫におけるプライヴァシーの話が興味深かった。「私写真」とか「私的ドキュメンタリー」を考えるヒントになるかも。