現在における過去

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先日韓国に言った際に感じたことの一つとして、「記憶」というのが一つの大きな水脈として様々な作品をつらぬいているということだった。もちろん光州ビエンナーレでは、“Past in Present”という小テーマが立てられていたということもあるけれど、釜山ビエンナーレは“A Tale of Two Cities : Busan–Seoul / Seoul–Busan”というテーマであるにもかかわらず、映像によって「集合的記憶」をあぶりだすような作品が散見された。恐らくは国際展ということもあり、ナショナリティという観点がどうしてもクローズアップされてしまうという事情もあるだろうが。個人的にも「記憶」というのは研究のテーマの一つになりうる、というか、していきたいので、個々の作品についても考えて行きたいところ。
過去は死なない―メディア・記憶・歴史

過去は死なない―メディア・記憶・歴史


まずはこれでも読み返してみようか。