越後妻有トリエンナーレ

大地の芸術祭の里
8月30〜9月1日と、越後妻有トリエンナーレに行ってきました。展示されていた作品は、現地の品々、場所、建物が、郷愁を誘発すべき記号へと変換し、都会から足を運んだ僕達のもつ集合的な「田舎」の記憶と共鳴させるような作品が多かった。また、観賞者の気分、天気、湿度、昼か夜かによって随分と作品の見え方は異なってくる。逆に言えば、ホワイトキューブ的な、白い壁面での美術観賞というものが、いかに観賞者の態度を限定しているのかが実感としてわかる。
作品を見て、移動しつつあれこれ話して、温泉に入って、料理を食し、宿に戻り、深夜まで呑む(僕は呑めないけど)という日々。少々のトラブルはあったものの、天候にも恵まれ、また回る作品はどれも面白く、一緒に行ったメンバーも楽しく、振り返ってみれば、濃密な時間をすごすことの出来た旅行だった。それもひとえに同行者の方々のおかげだと思います。随分と多くの作品を見てきたこともあり、旅行記は少しずつアップしていくつもりです。