Body and the Lens

id:mika_kobayashiさんのレクチャー一回目。「手」をキーワードに写真史を振り返る。このレクチャーは、スクリーンに写真が写され、mikaさんがそれを解説し、まとめるというスタイル。大学と異なり、聴者のバックグラウンドが異なるゆえ、作品があったほうが話の前提が共有されるという利点がある。作品の記述という点から見て、短い時間の中でその写真を口述し、レクチャーのコンテクストへと落とす。そういう機敏さというかテンポ良い作品記述の能力が欲しいとつくづく思った。
今回の大テーマである「身体」は、原爆写真における被爆者の身体の表象を考える際に色々と参考となる。問題となるのは「皮膚」。原爆写真で主題となるのは被爆都市と被爆者が多い。その二つのインターフェースとしての皮膚。