執筆

午前中は論文執筆。なかなか思うようには進まない。写真の記述って難しい。何を書くか何を書かないか、どう書くか、その選択の時点においてすでに解釈が行われていることに意識的にならないといけない。
その後高槻の図書館に行って長崎関連の書籍を物色。

長崎―歴史の旅への招待 (中公新書 54)

長崎―歴史の旅への招待 (中公新書 54)


をとりあえず借りて読んでいるのだけど、戦後の長崎がどのように「復興」していったのかを知りたい。戦後、日本における政治、経済の中心地首都東京に集中し、そこから遠く離れた長崎はまさに最果ての僻地となっていく。その中で目指されたのは、一つが中国との交渉回復と、貿易の振興。そして国際文化都市としての充実、教育。そして最後に観光都市の発展。この三点が当時の市長、田川務氏によって示された戦後長崎が向かう指針である。そのような時勢に東松は長崎を撮った。さてさて。