LOVERS

昨日ですがやっと見てきました、「LOVERS」
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ネタバレあります。
見終わった後は、ぼちぼちな感じだったのですが、帰宅途中とかで反芻しているともう一度見たくなりました。もしかしたらHEROよりも良いかもしれません。というかもう一度HEROを見直そうっと。凡庸な感想として世間に流布しているのが「映像は綺麗だけどストーリーはいまいち」というもの。僕としてはこれに異を唱えてみたい。というのも、この映画のタイトルバックの「謀」の文字が端的に示すように、陰謀と陰謀の絡み合いが物語の肝となります。一つは金城武とアンディー・ラウの謀。そしてアンディー・ラウとチャン・ツィー(と飛刀門)の謀。最後に金城武とチャン・ツィーの謀。これら三つの謀が、この順番で明らかになっていくのですが、明らかになるにつれて、それまでのシーンにおける意味がどんどんアップデートされていくという形で映画は進んでいくのです。さらにこの三人しか画面に登場しないといっても過言ではないくらい登場人物は少ないので、話が進むごとに頭の中で話を戻していかなければならないのです。これをおこたると単なるどんでん返し映画という凡庸な評価に落ち着いてしまうわけです。すべてを見終わった後に冒頭の牡丹房のシークエンスを振り返ると、物凄く重要なシーンであることがわかります。あと、突っ込みどころは満載なのですが、この映画はつっこんで楽しむ映画ではないと思うんで突っ込みません。あら捜しをする映画ではないでしょう。
ちなみに金城武はどうして映画になるといつも三枚目になってしまうのでしょうか。スチール等で見ている限りは二枚目なのですが映画になると…。2.5枚目俳優ですね。個人的にはワダエミさんにはもっと過剰にやって欲しかった。どことなく控えめになっていたような気がします。ただ、衣装等がHEROに比べると細やかになっており刺繍等も施されていたので、もしかすると意匠を分析するともっといろいろ出てくるのかもしれませんが。